わたし を 離さ ない で あらすじ。 カズオ・イシグロ『わたしを離さないで』のあらすじと魅力

しかし、クローン人間たちは、そんなことをまったく知らされていません。

2

この物語の核心部分でありますが抽象的な表現ですね。 これが実話だったら国際問題になるのですが、ひょっとして、と思えてしまうところがさすがです。 子供たちは普通の小学校と同じように授業を受けているが、違うのは、「心」という授業があること。

12

だから他の施設で育った子供たちは、 ヘールシャムが憧れの場所であり、そこで育った人に対して 羨み・妬み・警戒など距離を置く人も少なくありません。 年老いたケファーズさんが物資を届けたりしてくれるだけで、保護官はいない環境で集団生活を行う。 死という現実と戦いながら、親を含めた周囲の人達に人生の意味と醍醐味を教えて、安らかに旅立った6年生男子が居ましたが、彼には生への希望がありました。

5

「体育館はあったのか」「君のお気に入りの保護官は?」昨日話したばっかりなのに、なぜか初めてのことのようにまた聞きたがるのです。 しかしその後、陽光学苑の外の世界に興味をもった男子児童二人が「陽光学苑」の門を乗り越え、敷地の外に出て、校長に見つかり、連れ戻されることなくそのまま行方不明となってしまう。 だから読み手は、初めは「提供者って何?」としか思えません。

7

かつて友彦が恭子にプレゼントしたものと同じCDを譲る。 陽光学苑の出身者は、卒業して3年間は「提供」を免除されるが、免除になっている間でも、規則を破ると子供でもすぐに「提供」に出されてしまうことを恭子と友彦が知り、ショックを受ける。

14

サッカーをする子供の父親は、広樹の提供を受けていた、と教える龍子。 そう言えばあれだけルーシー先生が将来の事を語ってくれたのに ヘールシャムを卒業してコテージで生活して間もない頃、 キャシー達が将来の夢を語り合っていた事を考えると、臓器提供という現実をあるがままに受け入れて 彼らなりに頭のなかで処理できたということでしょうか。

15